お気に通信
さて、こないだの続き。
わしのお気に入りの秘密である。
☆ ☆ ☆
お気にのレジに行ったわしは、いつものとおりココカラファインカードを取り出した。
そして、レジにくっついている小銭受け皿の上にぽんと置いた。
(こないだは直接手渡したのだが、今度は置いたんである)
それからレジ台の上に商品を置いた。
すると、わがお気には、先に商品のバーコードを読み、
わしと金銭授受をして、そして最後にカードを読み込んだのじゃ。
「なるほど!」わしは理解したのじゃ。「この子は、商品、金銭、カードという順序でレジ打ちをする癖があるのじゃな。
なのに、こないだは、わしがカードを先に手渡したので、戸惑って落としてしまったのじゃな!」
わしはこうも思った。「毎日レジを売っているくせに、カードが後でないと狼狽えてしまうなんて、
実はこの子はアホなのじゃな」
わしは、「わしのお気にが実はアホじゃ」、という秘密を知ってしまったのである。
しかし、わしはアホでも好きである。可愛ければよいのじゃ。
☆ ☆ ☆
さて、今日のこと。
仕事を手伝ってくれている、WBさんが「おやつがなくなりました」というので、
わしはまたくすりのコダマに行って来た。
時間が早かったせいか、店員はおばはんと兄ちゃんとわしのお気に入りの3人がいる。
おばはんはキョーレツな不細工様で、お気に入りと並んでレジを打っている。
ヘタをすると、おばはんの列に並ぶことになる、という恐怖に震えながら、わしはおやつをみつくろってレジに向かった。
ありがたいことにレジは、二つとも空いている。
ところがじゃ!
わしの前に割り込んで、やはりおやつを買い物カゴに入れた若者が入ってきた。
当然、お気にのレジに入ってゆく!
「ああ!」わしは絶望し、一日の疲れがドット出て来て、倒れこむようにおばはんのレジに並ぼうすると、
おはばんは、こちらを見もせずに、レジ台の上に「レジ休止中。となりをお使いください」という案内板を置いたのである。
わしは、ほっとして、お気にのレジに並び直した。
で、待ちながらお気に入りをまじまじ見た。
これはこれで良かったのである。
だが、なんと!
まじまじ見たわがお気には、結構のブスではないか!
こんなんだったら、わしら、オヤックスのメンバーの奥方の方が可愛いではないか!(ペンタ好感度アップ狙い?)
いや、無論タツのところは例外であるが・・・・
わしは驚いた。人違いかと思ったが、声の甘ったるさはまさしくわがお気に。「この子は、アホなだけでなく、ブスであったのか!」
わしは落胆した。もう二度とこの店にくることもあるまい・・・・
若者の会計が終わり、わしの番になった。
すると、元わしのお気には、「大変お待たせいたしましたぁ」と言ったまでは良かったが、
突然するりとレジを抜け出してしまった。
何事か?と思っていると、玄関脇へ行って、新しいレジ袋を取って来た。
さらに、おばはんのレジに行って、別のサイズのレジ袋を取りに行って、戻ってきた。
そして、「大変お待たせいたしました」とまた言って、
わしをチラりと見て、
例のてへぺろりん(´>ω∂`)☆スマイル攻撃をしてきたのである。
しかもクスッと笑ったのである。
何も笑うことはないじゃろうと思いながらも、どうもこの娘のてへぺろりん(´>ω∂`)☆スマイル攻撃には弱いのぉと、
わしがカードを取り出すと、元わがお気に入りは、それを両手で受け取ったのである。
そしてこう言ったのである。「カードを先にお預かりいたします」
わしは目が点になった。この子はアホで、カードが後じゃないとレジ打ちできなかったのじゃないのか?
しかもカードを受け取る瞬間に、てへぺろりん(´>ω∂`)☆、
バーコードを読み取り終わると、てへぺろりん(´>ω∂`)☆、
わしから札を受け取るときにも、てへぺろりん(´>ω∂`)☆、
無事会計がすべて終わった後に、てへぺろりん(´>ω∂`)☆
をしてきたのである。
まるで、ロビーニョ(元レアル・マドリー、元ブラジル代表)の無駄なシザースフェイント4連発のようである。
☆ ☆ ☆
ロビーニョのフェイントはまったく無意味じゃったが、わしの元お気に入りの
てへぺろりん(´>ω∂`)☆連続攻撃は効果抜群であった。
「またお越しくださいませー」と元お気にに言われると
ガッテン承知の助と思ったわしであった。
☆ ☆ ☆
しかし、家に帰り、よおく考えてみると、
わしは混乱してしまった。
わがお気には、ブスなのか?可愛いのか?
アホなのか?フツーなのか?
☆ ☆ ☆
さて、こんなことばかり書いていると、読者がいなくなってしまうので、
まともなことも書いて置くことにしよう。
では、明日21日、バルセロナ退団発表をすると思われる、
サッカー会のわがお気に入り、シャビについて書いておこう。
と、思ったが、疲れたので、やめておこう。