蘇った!ペンタの蹴球日記

あの世から蘇ってきた蹴球老人の日記

対UAE戦

まさかの敗戦とはよくぞ言ったもので、わしも開いた口がぽっかりぽーん、なのであった。

 

☆     ☆     ☆

 

オキニの改正事件に傷心したわしであるが、引き続き減量計画中で暇があると体育館に通っているのである。すると先週の金曜日のことであった。南体育館3階に天使が舞い降りたのである。

 

ダレノガレ明美と、西内まりやを足して2で割ったような美女である。美人であるということは確かに驚くべきことで、グラビア雑誌の実物大写真を切り抜いて、そこにぽんと置いたような感じがする。完璧である(ただし、後でランニングマシーンに乗った彼女を見たら、ケツがやや大きかった。せいぜい走って絞ってくれ!)。しかも、他にいる女子がゴミクズのように見えるではないか!改姓してしまった憎きオキニが、たとえその場にいたとしても、多分まるめた紙屑にしか見えなかったであろう。

 

わはははは!

 

笑いながら、帰りがけにリセッシュを求めてオキニのお店に立ち寄ったら、妙に親切にされ、デレデレしてしまった、金曜日の夜のわしであった。

 

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日本はおもてなしの国なので、海外から来る人たちを分け隔てなく親切に遇するという悪癖が治らない。

 

1日の試合の後、UAEの監督は、インタビューに答えて、言ったそうである。

 

「私の方から、まず日本サッカー協会の皆さまに、非常に良くしていただきましてお礼を申し上げます。それからこの素晴らしいスタジアム、ここにお越し下さったファンの皆さまにも「本当にありがとうございます」と伝えたいです。本当にエキサイティングな経験をすることができました」

 

まぁ、随分気持ちよくなってくれたものである。

 

むかし、ジョーに卵を投げつけたことのある同じ国民とは思えない。もしかすると、現在スタジアムに脚を運んでいるのは、ジャニーズのコンサートと勘違いした人間なのではないだろうか?

 

1998年に、わしはミラノまで中田英寿を見に出かけたのであるが、帰国後、4、5人のメンバーとメールをやり取りしていた。うち、2人は女子だったのであるが、当時の女子は気が強いというか、口汚なかったというか、トルシエなんかはボロクソに言ったたよなぁ、あれにはビビったものである。

 

今だって、スマップが解散するっていうんでフアンがかな騒いでいるらしいが、そのサマをWEBで見るにつけ、頭狂ってるんじゃないの?、マルキーなんじゃないの?と、背筋が寒くなるわしじゃが、アホであるくらい熱狂的であってよいじゃないだろうか?

 

お行儀が良くなるだけが国際化というものではないし、文化的というわけでもないじゃろうに・・・・

 

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さて、ハリルはがっくり落ち込んでいるらしい。

 

あ!そうだ!忘れていた!

 

ハリルは、ヨーロッパ偏重、世界標準が大好きな人ではないか!WOWOWに招待され、喜んでフランス出張をしていた人である。心は既に世界へと羽ばたいていたのである。

 

しかし、ハリルはアジアで結果を残していない。

 

日本代表は、アジア標準と世界標準との二つに合せて、ダブルスタンダードでチームを作らないと勝てないというのは、ジーコが2006年に反面教師として証明してくれたとおりである。

 

あるいは、2010年、岡田が、俊輔の不調から急遽パスサッカーを捨て去り、あの醜い南アフリカでのチームに作り替えてベスト16に進出してしまったことで立証済である。

 

ザッケローニも自分なりの改良を施し、アジアでのアドバンテージを見せつけたが、選手たちを信用しすぎた。ブラジルでは、選手たちはやれる気でいたが、まるで通用しなかった。フィジカルも、メンタルも、技術も足りないことを露呈した。アジアでは通用していたものが、木っ端みじんになった。

 

ハリルは、現在の欧州のスタンダードを最もよく知っている「現役の」監督であるが、そのチーム改良が、アジアで効果的かと言われれば、怪しいのかもしれない。

 

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さて、柏木の代わりに、大島というのは驚いた。さらに宇佐美ではなく、清武である。この二人に共通するところは、最近活躍した選手ということである。それと、ショートパスがよくまわるんだったらかなり使える選手ということである。

 

この二人を起用したからには、もうすこし縦に急がずポゼッションを重視すべきであった。急がせなかったら、この二人と、香川、本田なら、相当回せたのではないだろうか?回して、回して、相手を相手陣に押し込み続けるようなサッカーで、勝てたのではないだろうか?

 

相手は日本をリスペクトしているはずであり、ホームである。相手にサッカーをさせない、それくらいの違いを見せつけるサッカーを狙っても良かったのではないだろうか?

 

それが縦に急がせすぎ、ミスが出て、奪われてカウンターを浴びる、というシーンが多かった。

 

この、縦に急ぎ過ぎミスが多発すぎという試合は、もう結構見たぞ。もはやデジャブかよ、ハリル君。もう少ししっかりしたまえ。

 

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さて、リオ五輪での日本選手の活躍を見るにつけ、なんだか不思議な気分になった。

 

こういうところで、ただわーいと喜んでいたのでは、中学2年生である。なんでだ?と疑問に思わないといけない。

 

わしは「これは選手に対するサポートが厚くなったに違いない」と睨んでいたのである。だって、次回は東京五輪ではないか!実際、その通りだったらしく、東京五輪決定後、がっぽがっぽ選手の育成と、国際経験への補助に税金を投入しているらしい。その成果が見事に現れたのである。

 

では、サッカー協会がすべきことは?

 

今夜はこの辺で。