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蘇った!ペンタの蹴球日記

あの世から蘇ってきた蹴球老人の日記

スペイン対イタリア

なんと、ブログをさぼっているうちに7月になっているのじゃ!

 

そうそう。尊敬する人はバカボンのパパである。ペンタである。

 

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さて、ユーロを少し見ているのであるが、スペイン対イタリアは生中継でみていて、途中で眠ってしまった。朝起きると、応援しているスペインが負けてしまって、がっかりしたのじゃが、納得がいかないので、録画したのをもう一度見た。

 

すると、イタリアがすごいのである。素晴らしいのである!選手は、ピルロが抜け、知っているのはブッフォンばかり。じゃが、スペインを圧倒して勝ってしまった。ガチガチに守って勝ったというのではなく、明らかにスペインに対して、ゲームで勝ち、勝負でも勝っていた。

 

もっとも、スペインの方にも負けた原因はある。デ・ヘアは思った以上に、キック精度や判断の質が悪く、ビルドアップの起点になっていなかった。シルバはキレと精度を欠いていた。ノリートはバルセロナカンテラ育ちということだが、びっくりするくらいボールコントロールが下手である。もっともだからと言って悪い選手とは言えないし、FWはゴールを決める能力があれば、百難があっても出世するので、それはそれでよいのだが、それにしても不器用な選手である。モラタはマドリーに戻るということだが、どこが良いのかさっぱりわからない。そして、ブスケツは完全に消えていた。というか、彼にはプレーするエリアがほどんど与えられていなかった。

 

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もっともブスケツが消えていたのには原因があった。相手の2トップのどちらか、特に9番のペッレがマンマーク気味にケアしていたのである。

 

この9番のペッレには感心してしまった。長身の選手であるのに、スタミナがあり、驚くほどチェイシングに走る。ブスケツのマークを任されるほどであるので、マークもうまい。そして、攻撃時にはポストに入ってターンしてからのパスもうまく、ヘディングでもラモス、ピケをさんざん苦しめていた。決定力もそれなりにありそうである。

 

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実は、わしはこの試合を3度繰り返し見たのであるが、イタリアの守備の仕方が今でも分からない。最近の欧州の守備では、多くの国でフラットラインを2つ敷く、4-4-2が主流になっているが、どうもイタリアはこの2ラインが認められない。かといって、ビエルサ一族の監督がするようにマンツーマンであるようにも思えない。

 

システムは、3-3-2-2ということになっているが、最終ラインは3バックになっていたり、4バックになっていたり、まぁ・・5人いたりもする。

 

スペインに対してまともにビルドアップとパス回しをさせなかった点は強調されるべきで、これは前からのプレッシングに始まり、ブスケツのケア、両サイドバックへの対応など、考え抜かれた守備戦術が存在したことは確実である。

 

来シーズンからはチェルシーの監督になるということなので、恐らくこのコンテ監督のサッカーがいかなるものか、分析と紹介が進んでいくことじゃろう。楽しみである。

 

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他方、攻撃時も多様で、なかなか面白い。今回のチームに、歴代のファンタジスタはいないが、その代わりに監督コンテの描いた作戦を忠実に実行するタレントが揃っているようである。

 

あるパターンでは、ペッレにボールが入ると、二人のドリブラー、エデルとジャッケリーニが一気にDFラインの裏を狙って走り込む。

 

また別のパターンでは、右サイドバックから縦パスを入れる際、右サイドハーフがラインぎりぎりを全力で降りてきて、そこで受けて、ワンタッチで中央にはたく、というものがあった。すると、どういうわけか、スペインの選手は誰もおらず、代わりにペッレか、エデルがいて、大きなチャンスになるのである。

 

また、あるパターンでは、まるで4-2-4かよと思うほど、相手陣地に人数をかけ、相手DFに圧力をかける。

 

そして、ファンタジスタはいなくても、よくパスが繋がる。それも、縦パスがよく繋がるのである。そして、縦パスがつながった後も、まるでシナリオ通りであるかのように、うまく展開するのである。

 

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というわけで、このサッカーがドイツにどれだけ通用するのか、楽しみである。

 

(コンテ監督の、プレミアでのシーズンも楽しみだ)

 

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ところで、クリロナポルトガル、ベイルのウェールズが勝ち進んでいて、準決勝で当たるようだ。

 

普段マドリーという好きではないチームに所属する選手が、しかし弱小チームの一員として必死で頑張っている姿を見るというのは、新鮮で、良いものだ。普段、あれほどエゴイスティックに見えるのに、「モドリッチが泣いているのが見えたから、(喜ぶよりも)彼を慰める必要があった」というクリロナの発言は、結構ぐっとくるではないか。また、アシュリー・ウィリアムズとともにベルギーに対する勝利を心の底から喜んでいるベイルの姿も、ベルギー嫌いのわしにとっては胸のすく思いであった。

 

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ところで、メッシは本当に代表を引退してしまうのだろうか?

 

クリロナはメッシのことでもいいことを言っている。「メッシのいないロシアワールドカプなんて考えられないよ」

 

その通りである。

 

そして、ブラジルはわしの予言どおり、現代サッカー戦術から大きく後れを取り、タレントはいても、勝てない国へなってしまい、それが定着しつつある。早くワシのアドバイスを聞いて、他の国から監督を招聘するなどして、サッカーを「学ぶ」姿勢を見せないと、忘れられてしまうに違いない。

 

こうなると、「学ぶ」ことばかりに必死の我が国と、どっちが良いのかわからない。

 

さて、今夜ははやくねて、明日はイタリア対ドイツを生で見るのじゃ!