蘇った!ペンタの蹴球日記

あの世から蘇ってきた蹴球老人の日記

KMが疲れてしまったら!

さて、前回の続き、KMが疲れた場合じゃ。

 

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作戦第一は、「休憩すること」である。

 

オヤックスは全員が一気に疲れる。KMが疲れたときは、だいたい全員が疲れてしまっているのだ。え?アップダウンを繰り返しているKMだけが疲れているんじゃないの?と言われそうだが、違うのである。ほぼ全員が一気に疲れ、運動量がガクッと落ちる。なのに休まない。だから、失点する。ムッとしてさらに休まず続ける、だから運動量が落ち、また失点する。で、益々親父の負けず嫌いの発作がおきる・・・・という悪循環の繰り返しになる。

 

オヤックスのメンバーは疲れるまでは、みな献身的である。ところが、いったん疲れると、自分のところにボールが来たときだけ動き、まわりとの連動を欠く癖が顕著に現れる。ディフェンスの足の止まり、ほぼ全員がボールウオッチャーになる。

 

だから、全員が小まめに休憩をとることが一番だと思うのじゃ。

 

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しかし、これではミモフタモナイ答えなので、KMが守備やゴレイロにまわったときの作戦を考えてみよう。

 

それについては、ゴールから逆算してみることにする。

 

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①フットサルのフィニッシュは、ゴール前のワンタッチシュートで決まる可能性が高い。

 

どうしてそうなのかと言われれば、フットサルのゴールサイズが小さいから、である。サッカーであれば、キーパーと1対1となった時に、ニアサイド、ファーサイド、足元の低い位置、高い位置、さまざまなコースが狙える。それは人間一人の身体のサイズに対して、ゴールが大きいからだ。だが、フットサルの場合はそうではない。ゴールは小さく、ゴレイロが立ちはだかって、シュートコースのほとんどを塞いでしまう。

 

(実際は、フットサルのゴールにも隙間はあるのじゃが、それを見つけ流し込むにはコツが必要じゃ。今日はそのコツの話はしないでおく。)

 

ただ、このゴレイロもワンタッチでコースを変えられると反応しきれない。フィニッシュをワンタッチで仕上げることによってゴレイロの動き(重心)の逆をつくのでじゃ。現在、オヤックスはどういうわけか、ゴール前でトラップすることが多いのじゃが、これではゴレイロにポジションを修正する時間を与えてしまう。修正する時間を与えないように、フィニッシュはワンタッチがコツじゃ。

 

②ワンタッチのシュートを導くためのパス

 

人間というのは、だいたい前から来たものに対しては、うまく反応できるが、横からはやや難しく、後ろからは非常に難しい。ワンタッチシュートも同じである。わがままを言えば相手ゴール付近から戻すようなボールを、ゴールに向かって蹴り返すのはやさしい。じゃが、そんなパスは実際には永遠に難しい。そこで考えられるのは、サイドをえぐってからのマイナスのパスである。

 

③どうやってサイドをえぐるか?

 

そこで登場するのが、タツである。タツはガタイが大きく、少々のキープはできるので、マイボールになったときに、中央付近にいてもらい、タツにボールをぶつけ、ワンツーでサイドをえぐるのである。タツにためを作ってもらえば、足の遅いオヤックスのメンバーでも、相手ディフェンスの裏を取り、タツからのリターンをもらえる、という寸法じゃ。

 

相手ディフェンスの裏でパスを受けたら、一度ゴールのニアを狙っているふりをする。相手ゴレイロも、相手ディフェンスもニアをやられたらたまらないので、そこをケアする。そこでマイナス(気味)にパスを出し、タツにフィニッシュをさせるわけである。

 

 

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もちろん、タツの役割をほかのメンバーがやってもいい(このブログをタツが読んでいるとは限らないし・・・)。要は、ポストプレーで、サイドをえぐって、マイナスのパスで、ワンタッチシュートである。

 

これがKMが疲れたケースの作戦なのじゃ!

 

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さて、もちろん、この二つだけで、勝てるわけではないのじゃが、まずはこの辺を鮮やかにできるようになってみようぞよ。