蘇った!ペンタの蹴球日記

あの世から蘇ってきた蹴球老人の日記

カウンター

さてさて。

 

昨夜は、ついつい「およよ」と思うことを書いてしまったが、歳をとって運動能力が落ちると、それに比例して視野も狭まり、瞬間的な判断力も落ちる。判断力は落ちていなくても、自分の動きが遅いということは、相対的に周りの若者の動きが早く感じるわけで、そうなってしまって怯えたり、慌てたりして、ついプレーが雑になってしまう・・・ということは誰しもあることなので、年寄り同士は、ダメ出しをするよりも、ま、こんなことも考えてみようと、と言い合う方が前向きな気もする。

 

ということで、すこしずつ提案のようなものも書いてゆきたいものじゃ。

 

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今日のテーマは、「効率と成功率を考える」じゃ。

 

わしらのチームは、相変わらず相手に攻め込まれ、ゲームを支配され、パスを回されることが多い。だが、わしらのチームには、KMがいる。KMには直線的なスピードがあるので、相手が攻めあがってくれたときには、KMのスピードを活かしてカウンターを狙いやすい局面になっている。以前とは変わり、攻め込まれたときが逆にチャンスであるという潜在能力を持つようになった。

 

潜在能力というよりも、最近のオヤックスの得点パターンはほとんどこれである。

 

これは、相手が攻めてくれているときは、相手のディフェンスの裏側が広大なスペースとなるわけで、それを利用するわけじゃ。ま、原始的なやり方ではあるが、これもスペースの活用の一つである。

 

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わしらのチームは、パスをまわすのが苦手じゃ。これを改善するのは、コントロールのやり方から始めなくてならないし、パスを受けるための動きや、三人目の動きなどを、ひとつひとつ修正していかなくてはならないようじゃ。

 

わしも、「そのうちできるようになるじゃろ」と思っておったのじゃが、ま、10年以上経っても、なかなかできない。わしらはよくトリカゴという練習をやって、それで遊んでいるときには、本当にうまくつながるのじゃが、そのテクニックをゲームで活かすことが難しい。

つまり、少ないパス本数で、相手ゴールまで殺到するカウンターは、今のところわしらの成功率の高い攻撃方法ということになる。

 

ま、ゆくゆくは、パスをつなげるようになりたいと思っておるじゃが、今シーズンは、堅守速攻でやろうと思うのじゃ。

 

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さて、この得点パターンは、幾つか副産物を生む。

 

一つめは、攻め上がるのがKMもしくは、もう一人で充分であり、他のものは攻め上がらずに休んでいることが出来、スタミナを温存できる、という点である。

 

そう。この得点パターンが有効だなと思った流れのときは、他に者は攻めないで休むのじゃ。

 

奪ったら、KMの前方のスペースへパス!を第一選択とする。これだけでも、スペースを理解してパスする練習になる。簡単そうで、これもスペースの広さ見ておいて、KMのスピードを考えたうえで、的確なキックで蹴らないと通らない。

 

もちろん、なんでもかんでもKMの前方に向かってパスで良いというわけではない。時にはKMに渡る前に、二、三人味方を経由したほうがいい時もある。

 

さらに、この速攻がダメと判断したときは、ゆっくりパスを回す戦術に切り替える。その判断も鍛えるきっかけにある。

 

つまり、二つ目の副産物は、それらの状況を判断する練習になるということじゃの。

 

三つ目の副産物は、KMのカウンターの炸裂するタイミングを理解するということじゃ。相手に攻め込まれながら、KMの位置を見て、なんならアイコンタクトをしておくなど、カウンターの準備をしておく、ということは、難しいことかもしれないが、やってみれば意外にできるものじゃ。これは、試合の流れを読むことの第一歩にもなる。

 

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さて、ではKMがつかれたときはどうするのか?それはまた次回。